(節約ママン 42歳 女性 主婦 兵庫県)

 

緑の下地に白文字の看板の「業務スーパー」というのをご存知でしょうか。

私は業務スーパーをハードに利用します。冷凍うどんが5個入りで198円とか、冷凍さんまが10匹入って398円だったりするのです。

毎日スーパーに行くことができない主婦にとって、まとまった冷凍モノが安く購入できるのは有難いのです。

野菜なども普通にスーパーで買うより総じて安いので、私のような節約志向の主婦にとってはもってこいです。

あの会社の本社は兵庫県にあります。株式会社神戸物産という会社が全国展開しています。

だから兵庫県には業務スーパーが沢山あります。

ある日、近所の奥さまから仲間から神戸物産の株を購入すると株主優待で業務スーパーのお買物券がもらえることを教わりました。

500株持っていると、年に一度1万円相当のお買物券がもらえるのです。

業務スーパーファンの私にとって、この特典は相当魅力に感じたのです。

私はさっそく楽天証券に口座を作り、神戸物産の株を500株購入しました。

当時の株価は5600円でしたので、購入額は280万円でした。

株主優待目当てなので、株価の変動はあんまり気にしないでおこうと心に決めていました。

「株価が下がっても売りさえしなければええわけやし、逆に上がったら儲けもんや」くらいに考えておこうと思いました。

株を購入してから2か月後に、株主優待として1万円のお買物券が送付されてきました。

ところがその時点での株価は4700円ほどに下がっていて45万円の含み損が発生していたので、なんとも複雑な心境でした。

「1万円のお買物券を45万円で買ったようなもんやな。私はアホか。」

と自分にツッコミをいれながらも、お買物券は利用しました。

ただ、私は最初から株で儲けようと思っておらず、株を売る気もないわけで、それほど気にしないようにしました。

ところがそれから神戸物産の株価はジワジワと下がっていき、4か月後に3,000円を下回りました。

そこで私は耐えられなくなり、すべてを売却しました。完全に狼狽売り(ろうばいうり)です。

130万円以上の損失が確定しました。

1万円のお買物券を手に入れるために、結局130万円を払った私でした。

さすがにこれだけ損をすると自分にツッコミを入れる元気は残っていませんでした。

それだけでもめちゃめちゃむかついているのですが、もっとムカツクことがあります。

それは、私が売り払ってから神戸物産の株価が上昇していて、私が購入した時の株価に近づいてきているのです。

売らずに耐えておけば・・、と後悔。

業務スーパーで節約して、業務スーパーの株で大損です。

 

主婦たちを誘惑する株主優待

【ファイナンシャルプランナー浅野】

 

「株主優待」という言葉はよくできていると思います。「株主」という言葉にはステータスを感じますし、「優待」という言葉はVIP待遇を受けている気持ちにさせてくれます。

株主優待はディズニーランドの入場券のようなレジャー系のものよりも、日常的に利用するお店の優待券などのほうが生活費の助けになり、家計を預かる主婦にとっては助かります。

身近なお店で利用できる株主優待のうち、有名な企業のものをチェックしてみます。

 

マクドナルド

100株保有していれば、全てのバーガー・ポテト・ドリンクのセットを注文できるチケットを6枚もらえる。

普段は注文を躊躇する790円のグランクラブハウスのセットも注文できる。

ケンタッキー

100株保有していれば、500円の商品券がもらえる。

くら寿司

100株保有していれば、2500円の食事券がもらえる。

吉野家

100株保有していれば、3000円分の食事券がもらえる。

イオン

100株保有していれば、買物代金から3%キャッシュバックされる。

一部の店舗では株主専用のカフェコーナーがあり、無料でコーヒーが飲める。

しまむら

100株保有していれば、2000円分の買物券がもらえる。

三越

100株保有していれば、30万円までのお買物が1割引きになる。

JR

100株保有していれば、運賃・料金が1割引きになるチケットを1枚もらえる。

 

例えば吉野家だと20万円分ほどの株を保有しているだけで、3000円相当の特典が受けられます。

通常、300株、500株と持ち株数が増えるのに比例して株主優待の額も大きくなっていきます。「業務スーパー」の場合も100株で3000円の商品券をもらえますが、投稿者の節約ママンさんは1万円の商品券をもらうために頑張って500株購入されたということです。

株主優待目当てで購入する株式は最低限の単位に抑えておくことをお勧めします。100株程度であれば、日常生活に関連するような株はおおよそ50万円以内で購入できます。

株価が大きく値下がりしたとしても、損失もその範囲内です。その程度の含み損であれば「株主優待目当てで保有してるだけだから」というスタンスを保ち続けることができます。

大きく投資しておいて含み損が100万円を超えてしまうと、「もう株主優待なんてどうでもいいな」という気持ちになってしまい、優待券を利用することすら苦痛に感じてしまいます。