(匿名希望 23歳 男性 大学生 和歌山県)

 

パチンコで1万円もすったら、翌日まで落ち込む。パチンコで1万円勝てば、しばらくウキウキしてる。

結局のパチンコは確変に当たるかどうかだけで、確変さえくれば勝てる。

でも、それ以上に確変が出ない日が続くからトータルすればみんな負けている。

それでもパチンコ台に座って玉をはじく行為に俺たちは没頭する。その時間に癒される。

よく出来た商売だと、ほんと思う。

結局、パチンコでは大きくは稼げない。

パチンコは店側の都合で確変の確率を操作できる。結局のところ俺たち客は店側の手の上で転がされているだけ。

しかし為替は違う。基本的には需要と供給の市場原理だ。

政府が介入すると言っても、それがうまく呼び水にならずに失敗することもある。

つまり、誰も思い通りに操作できないのが為替市場。その為替がゲームの舞台であるFXは、パチンコには無い魅力を感じた。

金の無い大学生の俺でも、25倍までの取引ができるという点も大きかった。

そして俺は元手の50万円で禁断のFXに手を染めた。

ドル円の為替レートの分足を1週間にわたって見続け、ニューヨーク市場と密接な関係があることが分かった。

もっと言えば、ニューヨーク市場に大きく影響するような経済指標の数値発表が全てだという結論に達した。

為替は常に材料を待っている。材料が出なければ1円以上動くことはまずない。そして経済指標のうち最も権威あるものが、雇用統計。

ここまで理解することができた時点で、参戦。

雇用統計が発表される15分前にドルを50万円分購入し、倍率をMAXの25倍に設定。もともとギャンブル好きの俺にとって25倍は譲れなかった。

まさしく丁半博打だ。

雇用統計の数値はエコノミストの予想に反して大きく下落。数値発表の瞬間にスマホに取引終了の通知が届いた。

50万円が半分になった。

たった15分で25万円の損失。残りの25万円を次回の雇用統計まで置いておく気にはなれなかった。

パチンコで1万円勝ったとか負けたとか言いながら、はしゃいでいる方が幸せだ。

ギャンブラーにはFXは向いていない。どうしても大きく賭けようとしてしまう。

FXを長く続けている人はもっと少ない倍率でたしなむようであるが、俺には無理だ。

高い倍率が用意されているのに、それを我慢するのは耐えられない。

やっぱ、向いてない。

 

パチンコの一生分の負けを数秒で達成できるFX

【ファイナンシャルプランナー浅野】

 

私の知人はパチンコ歴が20年ほどです。彼はこれまでパチンコで300万円ほどは負けているのではないかと言います。

パチンコに興味のない人からすれば「300万円も失いながらまだパチンコに行くなんてどうかしてる」と言いたくなるかもしれませんが、私はそうは思いません。

パチンコはプレイすることで「お金を増やせるかも」というワクワク感を楽しむことができるからです。ゲームセンターに行ってもプレイ料金を取られますからそれと同じことです。

彼は「パチンコ台に座っている時ほど幸せな時間はない」と言います。彼らにとってその時間は有意義なのです。人それぞれですね。

FXが流行し始めた頃に「FXでお金を儲けた人・失った人」という内容の報道特集がテレビで放送されたのを見たことがあります。そのなかで、30代のサラリーマンが貯金の1800万円でドルを購入し、一晩寝て目が覚めたら半分の900万円になって取引が終了していたという事例が紹介されていました。

彼はインタビューに対して、「まさか一晩でこれだけの損失が出るなんて思いませんでした。」と暗い口調で語っていました。

当時はレバレッジ(倍率)を400倍まで設定することが可能でしたから、恐らく彼はかなりの高倍率に設定していたのでしょう。今はレバレッジが25倍までしか設定できないように規制されています。しかし25倍も危険な倍率であることに変わりありません。

1800万円でドルを買って25倍に設定した場合、一晩でドルが100円が98円に急落すれば、900万円になって取引が終了します。(2%の下落×25倍=50%の下落)

雇用統計の結果や金融政策の発表が市場にとって予想外であった場合、ドル円レートが2円ほど動くことはよくあることです。

パチンコ好きの知人が20年かけて積み上げてきた損失額を、FXであれば数秒で上回ることができます。

高いレバレッジでFXを取引する個人投資家は、パチンコに20年通う私の友人よりよっぽどギャンブラーだと言わざるを得ません。